とあるクライマーの成長記録

2015年からボルダリングを始めたビギナークライマーです。関西&室内限定ですが、いろんな情報が発信できればいいかなって思ってます。

ボルダリングジム探訪〜Bum

Climbing Bum(クライミング バム)
 
パワー ★★★
バランス ★★
ここでのグレード:3Qくらい(2016.04.29)
他のジムとの比較:パワー系
 
総評
森ノ宮キューズモール内にあるボルダリングジムです。小学生以下はオートビレイ機でのトップロープしかできないので、キッズが苦手な大きな子ども安心です。ルート自体は多くなく、垂壁のみですが、トップロープ自体も楽しめます。
 
ボルダリングエリアは壁が一直線になっており、入り口から強斜壁、ルーフ、斜壁x2、垂壁、スラブがあります。スラブ〜斜壁は初心者から上級者まで関係なく楽しめるように様々な課題がありました。特にスラブ(ヨセミテ壁)は、斜壁と比較すると簡単で、普段は3Qに挑戦している私も、2Qをいくつか落とすことができました。垂壁(スミスロック壁)は、斜壁と比較すると若干、とまどう課題が多かったように思います。全身の力の入り具合が半端ない感じでした。
 
斜壁(セユーズ壁、ライフル壁)は、非常にオーソドックスな課題が配置されていました。オーソドックスとはいいつつも、そのバリエーションが非常に豊富なため、今の自分に足りないものを知るには最適かもしれません。私もまた、肩の弱さを痛感することができました..。
 
そして、ルーフです。ボルダリングの華の一つといっても過言ではありません!肩、指、スタミナに加えて、折れない心の総合力が必要です。残念ながら、私はスタミナくらいしかありませんが、なにはともあれ楽しいのに変わりはありません。ここでは5Qくらいから課題が設定されているので、初心者でも、ぜひ挑戦してみてください。上級者なら、それに相応しい課題が出迎えてくれること間違いありません。
 
最後の強斜壁(カリムノス壁)は、他のジムでも見たことないようなホールドが多く貼ってありました。ホールドの持ち方一つでムーブが変わってくることもあるため、一見のホールドというだけでワクワクしてしまいますね。ここだけは他の壁より1グレード上と認識してもいいくらいです。ウォーミングアップが終わったら直行するくらいがちょうど良いはずです。ヨレてる状態で落とせるほど甘くないですヨ!(たぶん)
 
初〜上級者はもちろんのこと、初心者も最初から大盛り上がりできると思います。特に初心者であれば、スラブ(ヨセミテ壁)、垂壁(スミスロック壁)で楽しんでしまいがちですが、他の壁にもきちんと初心者向けの課題が設定されているので、挑戦してみてください(と、ちょうど隣にいた初心者さんに声をかけてみたかった >_<;)。
 
ちなみに、マンスリーが45本ありました。正直、意味わかりません(店員さん頑張りすぎやん..)。各グレードに幅広く割り当ててあるようで、レギュラー課題に飽きても十分に楽しめるよう配慮してくれているのは嬉しい限りですね。
 
施設等
手洗い場、足洗い場があります。男女別の更衣室、セキュリティボックスがあります。トイレはキューズモールを利用することになりますが、外用スリッパがあるので楽です。モンスターなどの自動販売機があります。
 
ご覧いただき、ありがとうございました。
良いボルダリングライフを!
 
【2016年07月13日 追記】
当初、この記事では物販がないと書いていましたが、チョークなどはジム内で販売があることを確認しました。
また、隣のお店にはなりますが、ボルダリングシューズの販売もあるようです。こちらは、次に行ったときに確認してみます。
 
情報ありがとうございます!
 
 

ボルダリングジム探訪〜Roca

ボルダリングジム Roca(ロカ)

パワー ★★★
バランス ★★
ここでのグレード:3Qくらい(2016.04.28)
他のジムとの比較:バランス系

総評

社内工事の関係で、少し早めに退勤できた日に行ってきました。本町駅から歩いて5分程度、場所は少し判りづらかったのですが、なんとかたどり着けました。んが、まさかエレベーターのない5階とは..。平日16時頃から登り始めましたが、18時頃までは完全に貸切状態。

5Qまでの課題をウォーミングアップに、その後マンスリーを触る予定が、4Qセッション→2Qセッションに。4Qは数本を残してしまいましたが、2Qは触れる程度で、落とせる気はしません。というか、2Qを触ったせいで3Qをほとんど触れませんでした..。

課題はどちらかというとパワー系ですが、垂壁が多いので、ハマればグレードが上がっても落とせる課題がある印象です。特にスラブ壁は強度も高くないので、苦手としていない限りは一つ上のグレードでも問題なく落とせると思います。

このジムで面白いのは、やはりルーフだと思います。5Qくらいまでは手数も多くないので体力勝負ですが、4Q以上は体力に加えて最後の一踏ん張りを求められます。ルーフにありがちな、デッドで取りに行って足ぷら〜ん、というのはなかったように思いますので、単純に体力とムーブ勝負になる印象です。

ちなみにルーフの手前にある垂壁にはコンペのような課題があり、相当なバランスを求められます。これだけは逆に半グレード上がる印象でした。

施設等

ロッカーはありますが、セキュリティボックスはありません。手洗い場はありますが、足洗い場はありません。Tシャツ、ハンドメイドのチョークバックなどグッズは充実してました。テーピング、チョークの販売もありました。シューズは2〜3種類だったように思います。レストスペースは、それなりに広いのでゆっくりできます。

初心者、ビギナークラスにもオススメです。ミドルクラスで垂壁やスラブ壁以外を登りたい場合はオススメできないかもしれません(そこまで課題数が多くありません)。マスタークラスであればルーフと被りの課題だけでも盛り上がれると思います。

ボルダリングジム探訪〜SIESTA 高井田

SIESTA 高井田シエスタ 高井田

パワー ★★★★
バランス ★
ここでのグレード:4Qくらい(2016.03.19)
他のジムとの比較:パワー系
総評:オープンしたとこってことで突撃してきました。家から近かったので歩いてきました。ええ。たったの9kmでした。正直、スタートダッシュの体力はもっていかれた気がしてなりません。ホールドは全部新しかったようで、すべての指皮とお別れしてきました。なんなら、まだ見ぬクライマーさんと握手するためにお残りになったようです。


課題はパワー系が多いので、肩力や指力が弱い人にとっては辛いと思います。ただ、その反動なのか、垂壁課題が異常なほど優しいです。私もマンスリーの1Q課題を落とすことができました。たぶん、優しい&得意なムーブ&肩力を使わない&体が柔らかい等々の状況が味方したのでしょう。

ファイルにはセッション用の課題が用意されています。打ち込める課題がなくなってしまったら、そこから探してみましょう。といっても、既存課題もまだまだ増えるようですし、毎月のマンスリーだけでもそれなりの量があるので、足りなくて困るという状況はあまりないように思います。

ジム内に飲み物は売っていますが、食べ物はなかったように思います。5分ほどの距離にファミマがあるので、お菓子はそこで。2階の更衣スペースからは全体を見ることができます。

楽しかったので、次もまたいきたいと思います。

トレーニング雑記

ボルダリングを始めて9ヶ月経ちます。現在はようやく4Qが怖くなくなってきたくらいのレベルです。

さて、ボルダリングのトレーニングってどうやったらいいのでしょう。私も始めた頃は疑問符ばかりでした。雑誌を見てもブログを読んでも、結局はキャンパシングがいいよって書いてあるんですけど、できません.. (TT

キャンパシングって、そこそこの総合力がないとできないということに、ようやく最近気づきました。きっと、ちょっとずつできるようになってきたから..なんでしょうね。そんなわけで、ようやく初級を脱出しようとしている今、ボルダリングのトレーニングでやってきたこと、効果があったことなどをつらつら振り返ってみることにします。同じように困っている人の役に立つと嬉しいです。

ちなみに私の解釈では、グレードは次のような感じです。

  • 一見さん(エントリー):〜7Q(足自由、ガバのみ)
  • 初級(ビギナー):〜4Q(足限定、ムーブが必要、ピンチやスローパーが出てくる)
  • 中級(ミドル):〜2Q(足限定、強傾斜・ランジが必要、意味わからないほど遠い、カチやワイドピンチが多い)
  • 上級(エキスパート):1Q以上(正直、スタートできないので、よくわからんちんです..。もうこれ以上はグレードつける必要あるんですかね..。)
【エントリーから脱出】登って降りて。

ちょっと言いようのないタイトルにもやもやしてます。タイトルに3分ほど悩みました。

『スタートして、ゴールして、スタートに戻ってくる』だけです。もちろん、使っていいのは課題で指定されたホールドだけ。これを1日の最後にやります。そう、トレーニングは疲れている時に追い込むから効果が上がるのです。ただ、ゴールまで行けることも一つ重要なことなので、自分より下のグレードでやる方が効果はさらに高いと思います。

徐々に強度を上げていきます。最初は課題を全て落としきる、だけでもいいと思います。それができるようになったら、「登って降りて」を繰り返す。そのうち挑戦するグレードが上がってくるようになるので、1日の最後のグレードも上げる。というのを週3くらいで繰り返していると、1ヶ月ほどもすれば、5Qに挑戦できるようになっていると思います。

ちなみに、疲れてくると、まず足の置き方が雑になってきます。当然、足の置き方が雑になってくると、腕が疲れます。そうしてゴールもできずに落ちちゃうこともあります。が、めげずに次の課題に挑戦してください。追い込めば追い込むほど強くなれるからです。戻ってくるときはもっと大変で、登るときはできた無茶が出来なくなります。したがって、降りる時の方が負荷が高いので、より追い込める、ということになります。これが強くなる秘訣です。

そして、個人的な見解ですが、足自由の課題の方が効果が高い気がします。筋トレでも、筋トレしている部位を意識することで効果が高くなるのですが、ボルダリングにおいても、手の位置と足の位置を意識することで、より高い効果が期待できると思うのです。手は必ず意識しますが、足は限定されてしまうと、無意識になってしまうことが多いので「ここに足を置かないと手が辛い」ということを意識し続けられる、足自由の課題をオススメします。ただ、これも慣れてしまうと無意識になってしまうので、自分の挑戦グレードが上がるたびに、1日の最後の課題のグレードも上げていくことが必要です。慣れはトレーニングの大敵です。

これを足が自由な課題全てでできるようになれば卒業です。

【ビギナーから脱出】トラバース

そろそろ5Qに挑戦し始めているはずです。

ここにきて必要なのはムーブです。もちろん、肩力、保持力、体幹があることに越したことはありませんが、まずはムーブです。ここからは半端ない体力が必要になってくるので、それをムーブで補うことが必要になってきます。ムーブとは結局のところスムーズな重心移動の方法です。

それを得るのにオススメなのがトラバース(主に横に移動する、長手の課題)。ロープクライミングで基礎体力をつけるのに使われることが多いのですが、ボルダリングでも必要な体力は同じです。大体は簡単なものから難しいものまで数本用意されていれば良い方で、2本くらいしかないことの方が多いです。

トラバースは長手(100手とか..)なので、オブザベが完璧なんてことはほとんどなくて、都度、手の位置を確認しながら移動するので、最低限のムーブは自然と身につきます。まずは完走できるように頑張ってみましょう。それができたら、グレードを上げるか、複数本なければ、「登って降りて」の再臨です。ええ、はい。ゴールからスタートまで戻ってください

100手が完走できる頃には4Q程度の体力は十分についています。ムーブについても5Qなら何も問題ないでしょう。

ちなみに、やっていることはロープクライミングの基礎体力作りなので、ロープクライミングやっちゃってもいいと思います。楽しいし。ただ場所も限られるし、ビレイヤーも必要だし、道具も必要だしで、トラバースの方が簡単です。

【ビギナーから脱出】セッション

それでもヒールフック、トゥフック、乗り込み、ガストン(ギャストン)、カンテなど、まだまだ身につけるべきムーブは存在します。エキスパートレベルの人が隣にいるなら、ずっと面倒見てもらうのがいいと思います。その人のムーブを見るだけでも勉強になりますし、きっと教えてくれるはずです。最も、強い人って、まだ弱かった時のことをすっかり覚えていないので、「こうやるんだよ!」って言われても『できねぇから!』ってなることも多いのですが・・(そこはご愛嬌で)。

そうした人がいない場合にオススメなのが、定期セッションです。エントリークラス、ビギナークラス、ミドルクラス、エキスパートクラスと別れていれば最高ですが、なければ近いグレードに参加してみてください。ツヨツヨ店員さんがお手本を見せてくれたり、アドバイスをくれたりするので、大変参考になります。同じグレードの人と知り合いになれることも多いので、悩みを相談してみると、意外と解決したりします。自分の不得意なことが、他人が得意であることも多いのです。そして、セッション課題は考える時間が短く、すぐに実践する必要があるので、効率的に登るにはどうしたらいいか、を考えるのにも最適です。

そうこうしているうちに4Qの課題がどんどんクリアできるようになってきます。そうなると3Qの課題を触り始めると思うのですが、必要な肩力の違いに愕然とすることでしょう..。(え?愕然としないとかないよ?大丈夫。愕然とするから!)

【ビギナーから脱出】キャンパシング

そうしてようやくキャンパシングです。

ここまでで、それなりの負荷に耐えられる体になってきているはずです。まずはキャンパシングしてみましょう。1手目をとれましたか?落ちましたか?マッチはできましたか?落ちましたか?

落ちずに最後まで行けた、という方はグレードを偽っていると断言できます。 多分、1手目かマッチくらいで落ちたものと思います。(わかんないけども..)

これも徐々に負荷を高くしていくのがいいので、フットホールドがある場合は、それに乗りながらでも上まで上がり、降りてきましょう。それをループし、肩が耐えきれなくなって落ちるまで続けます。最終的にはスタートに立てなくなれば、その日は終了です。よく頑張りました。


今、私はここにいます。6Q(グラビティリサーチなんば/梅田基準)なら登って降りるのは苦でなくなりました。トラバースは240手くらいまで進めます。セッションもそれなりに大丈夫になりました。

キャンパシングはようやくマッチができるかできないか、くらいのレベルです。落ちたらフットホールドで最後まで頑張っています。

最後に

トレーニングのやり方は千差万別だと思うので、これが全てではありません。是非とも自分に合った方法というものを見つけて欲しいと思います。

そして是非とも一緒にセッションしましょう!

2016年新作クライミングシュー11(レッドチリ アトミック)

赤いRedのロゴが印象的なRedChiliからは新しいATOMYCです。

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ATOMYCは精密なダウントゥスリッパで、最難関レベルの技術や繊細さを要求されるルートの挑戦者に届けるためにデザインされました。挑戦的なY字のランド(つま先)とシングルベルクロストラップは足をダウントゥしているトゥボックス(トゥ周辺の空間)に押さえつけ、最大のパワーを発揮します。アッパーはラバートゥキャップと結合させることで、型崩れを防止します。Vibram XS Gripラバーはすべての岩で最高のフリクションを提供します。
感想
中〜上級向けシューズです。
 
RedChiliのロゴはビビッドで目立ちやすいので、ジムでも「あっ」となりやすいですね。また、ATOMYCも黄色とオレンジのビビッドカラーなので、テンションも非常に上がります!

シューズの特徴としては強いダウントゥと大きめのトゥラバーでしょうか。シングルベルクロにスリップオンと、高性能シューズでは非常にオーソドックスです。ソールはVibram XS Gripで、TenayaやCypherブランドと同じです。TenayaもRedChiliも触ったことがないので、ソールが柔らかいのか硬いのかはわかりません。

高性能シューズの中では特徴がでにくいのもありますが、このシューズの決め手も見つけづらいように感じます。逆に言えば、ソールの硬さ柔らかさが自分にあっていて、なおかつ、足型がジャストフィットするならがすぐに買ってもいいと思います。

このシューズを売っているショップを見つけたら試着してみることにします。

ボルダリングジム探訪〜ガレーラ

galera

パワー ★★★★
バランス ★★
ここでのグレード:4Q(2016.01.23)
他のジムとの比較:パワー系
総評:パワー系多し。特に距離が遠い課題が多いので、肩と保持力が要求されます。ルーフは、3Q以上だと課題が豊富ですが4Q以下だとほとんどなかったように記憶しています(まあルーフですし・・)。

2016年1月23日に初訪問です。
この時はグラビティ梅田でも4Qをようやく幾つか落とし始めた頃で、意気揚々と攻め込みましたが、見事に敗退しました。ホールドはカチよりスローパーが多く、保持力を要求されました。また、距離が遠く、肩で重心を上げないといけないので、これもそこそこ必要です。というわけで、この2つが課題の私には天敵というほかありません。

ジムはそれほど大きくなく、レストエリアも広くはありません。ただ、常連さんが非常に多く、一見さんをほとんど見かけないので、誰に気を使うでもなく淡々と登り続けられるのが印象的でした。小さなジムにありがちな、店員と数人のお客さんで、いきなりセッションが始まることもしばしば。

コンビニは近くにありませんが、ジム内に飲み物とお菓子を売っているので、それほど困ることはなさそうでした。余談ですが、駅の近くで寄った「大正ライオン」がいい雰囲気でした。galera後の呑みは是非。

ボルダリングジム探訪〜グラビティリサーチ梅田

グラビティリサーチ梅田

パワー ★★★★
バランス ★★★
ここでのグレード:4Q+〜3Q(2016.04.13)
他のジムとの比較:ここが基準です
総評:特徴的な壁はありませんが、強度の幅は広く、楽しめる感じです。マンスリーも毎月更新され、常に20〜30本は確保されています。レギュラー課題も全てのグレードで20本程度あるので、飽きることは少ないかと思います。

課題のグレードはどちらかと言えばパワー系が多く、バランス系はほとんどない印象です。垂壁もありますが、保持力を要求されるので、あまりバランスというイメージはありません。マエタニファイル(店員さん)には、3Q〜1Qまでの課題が毎週1〜2本追加されるので、それを楽しみにしている常連さんも多いです(強度は覚悟してくださいとしか・・)。

この3月に一見さん向けの壁が新設されたため、インストラクションで壁が占有されることは減りましたが、休日は非常に混みます。また、入場制限もあるため、土日祝日は1〜2時間待ちが普通になってきています(年パス購入者は入場制限なし)。